国文科卒業者がまとめた★原稿用紙の傍らにはコレがあった!日本の文豪が好んだ洋菓子ランキング10

みばしった顔のアノ作家先生は、お菓子よりお酒がお好きなのでは……という大方のイメージを裏切って、甘党文豪の多いことよ! このひとがあんなに可愛らしいお菓子にはまっていたこと、国文科卒の私がばらしちゃいます。

 

三島由紀夫は、日新堂菓子店のマドレーヌを週1で。

三島由紀夫がはまったのは、静岡県下田市にある大正11年創業の洋菓子店のマドレーヌ。あの三島が愛らしい形のマドレーヌに夢中になったなんて、面白いとこあるんですね☆

食べてみると、質感に驚きます。こんなにしっとりしたマドレーヌは、他ではお目にかかれません。

食べ物について書くことは好まなかった作家ですが、伊豆では週1でお菓子を買ったり、笑顔で周りにマドレーヌをすすめたりする一面を見せていたそうですよ。

ストイックな彼がお好みのかたには喜ばしくない情報かもしれませんが、私は楽しそうなエピソードを聞くと何だかほっとします…。

静岡県下田市3-3-7

久世光彦は、マリービスケットにほのかな恋心を…。

ドラマの演出で名を馳せた後、『一九三四年冬ー乱歩』『蕭々館日録』などの小説(傑作!)も残した久世光彦は、今も見かけるあの親しみ深いマリービスケットがお好きでした。

なぜなら、マリーという名にほのかな憧れを抱いていたらしいのです♡

現場では厳しい人だったと伝え聞く久世氏だけれども、胸のうちには案外と乙女チックなところを秘めていたのでしょう。作品からもロマンが感じられます。

スーパーで手軽に入手できるお菓子ですけど、この可愛いエピソードをどうしても紹介したくて入れました。

池波正太郎も永井荷風も太宰治も夢中に♡ クラシック×ハイカラ喫茶アンヂェラス

創業昭和21年、ダッチコーヒー発祥の店と名高い老舗喫茶に今も行けるなんて幸せですね~♡

浅草オレンジ通り沿いの店『アンヂェラス』には、多くの文豪が魅せられて通ったと伝えられています。名物は、ミステリアスな「梅ダッチコーヒー」。スッキリ味のアイスコーヒーを途中まで飲んだところで、梅酒を注ぎます。疲労回復に効くクエン酸を、こんなにもモダーンに投入……。

30種類を超えるケーキがどれも可愛らしいのは、正しいサービス精神がこもっているからではないでしょうか♫

★アンヂェラス
東京都台東区浅草1-17-6

大人の遊びがお好きだった、永井荷風がお気に入りの店でした。

 

向田邦子は、しろたえのシュークリームの大ファン。

利きの向田邦子は、赤坂一ツ木通りにある昭和53年創業の「洋菓子しろたえ」を開店当時から大プッシュ☆

彼女のお目当てはシュークリーム。やわらか~い皮にコクのあるカスタードクリームがたっぷり包まれたそれは、夢のような食感なのです。

衣食住に関する感性がするどく、いろんなおいしいものを知っていた向田邦子。

しろたえ
東京都港区赤坂4-1-4

 

川端康成が愛したモカロール

熱海の「Mont Blanc」は、昔から定評のある洋菓子店。
お店の名前になっているモンブランをはじめ、ショソン(アップルパイ)、ミルフィーユなど、いずれも絶品でご年輩のファンがついていらっしゃいます。

谷崎潤一郎が愛したという伝説を残したモカロールは、くせになるほろ苦いコーヒー味。大人って最高♡

静岡県熱海市銀座町4-8

井上光晴は松月堂のカステラがお好き。

『ガダルカナル戦詩集』『虚構のクレーン』の作者・井上光晴(井上荒野のお父さん)が愛したのは、奥様の生家で佐世保の老舗洋菓子店・松月堂のカステラでした。

パッケージにもときめきます。
底のザラメもステキ♡

夫人に、一口大にきっちりカットしてもらっていたそう。手間がかかる男だったのですね(笑)。

長崎県佐世保市上京町5-6


井上光晴の名作!

川端康成の目を瞠らせた「東京カド」のフルーツケーキ

川端先生の大好きな洋菓子をもう一つ。

カドの、宝石をちりばめたように美しい、艶やかなフルーツケーキ☆
ラム酒に浸したドライフルーツや、ナッツ類がふんだんに使われています。生地はしっとりめで、コクがあります。

東京カド
東京都北区西ヶ原1-49-3

茨木のりこはいつも銀座ウエストのリーフパイを。

茨木のり子 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)

や童話で知られる茨木のり子さんが愛してやまなかったのは、昭和22年創業の「洋菓子舗ウエスト」のリーフパイでした。

木の葉の形が可愛いですね。
素朴な焼き菓子に見えるかもしれませんが、この生地は、1枚につき256層にも折りたたまれているのです!!バターの味がとっても濃厚で、飽きのこないおいしさ。持ちやすく食べやすく、サックサクの歯触りにもはまります。

洋菓子舗ウエスト
東京都中央区銀座7-3-6

太宰治がお散歩がてら立ち寄った、ララ洋菓子店

太宰治がひんぱんに散歩の途中に立ち寄ったのは、広小路本店。店内でレコードに耳を傾けながらコーヒーを飲んでいたそうで、好い時間を過ごしていたんですね~。

お店のご自慢は、ロールケーキや特大モンブランなど。

太宰が行ったのは「広小路本店」
三島市広小路13-2

元お嬢様の森茉莉は、子どもの頃からマカロンを。

鴎外の愛娘で、お嬢様育ちの森茉莉は、甘ぁい洋菓子をたくさん食べさせてもらって、食いしんぼ随筆を残したひとです。

ただ、大人になってからは贅沢貧乏となった彼女は、意外と高級洋菓子名や特定の商品名を挙げることをしていない印象があります。
練乳なめてたとか、平気でお書きになっているしね……。

でも、今の人から見ても夢のように可愛らしくてオシャレ度の高いマカロンというものを、昔から食べていたというエピソードがあり、
やっぱりお嬢様育ちは違うなぁ……と、ため息が出てしまいます。

まとめ

いかがでしたか?
あの名作が生まれる瞬間、その傍らにはおいしいお菓子があったのかもしれないな……、なんて想像すると面白いですね。

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
公開日: 2015年07月26日

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SUBWAYの日替わりセットは金曜狙いで(私はな)

の真夏に秋田駅前を歩いていると、かつては仲小路にかかっていたアーケードが撤去されたので、頭皮へのダメージが何やら気にかかり、休憩したくなるものでございます。
そして、涼しいSUBWAYでサンドイッチをぱくつきたくなるのでございます。

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菜たっぷりで、爽やか~♪ パンや具はカスタマイズできるので、楽しみ方いろいろ。
私は乙女ぶってオリーブを増量しました(分かる人にしか分からないネタ…)。 もっと読む

なつかしのエラリー・クイーン再読★『シャム双生児の秘密』は炎の密室でのイリュージョンショー!?

シャム双生児の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ク 3-17)

著者 : エラリイ・クイーン
翻訳 : 青田 勝

ネタバレですが、ざっくり言うと、

に包まれた山荘! という熱い密室で、エラリイが汗だくになりながら怪事件を解き明かすイリュージョンショー。
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・お父さんが恥ずかしい間違いを重ねまくり、犠牲者を増やしてしまうほどの失態を犯すも、謝らない。(日本人的には驚愕に値する。こ、これがカルチャーショックか……。)

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最初から不安な感じはありました。山の上のお屋敷で、クイーン父だけが「巨大ガニのような怪しげなモノ」を目撃するも、エラリイはその場に居合わせながらも、

全然見なかった

と述べる……。あんた、そこにいたじゃないか!(笑)
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が火に包まれて刻々と生命の危機が迫る(?)中で、エラリイは館の当主とその弟の怪死の謎を解き明かします――! もっと読む