子ども、主に男の子が恐竜や昆虫を調べ好奇心を満たすという基準からはちょっと離れて、淑女に捧げたい、うるわしい図鑑を集めてみました☆

1位ホルヘ・ルイス・ボルヘスの『幻獣辞典』

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幻獣辞典 (河出文庫)
書痴ならハマること請け合い、南米アルゼンチンの作家、ホルヘ・ルイス・ボルヘスによる異世界ガイドです。
人々の夢とあこがれ、そして恐れが生み出した摩訶不思議な存在たちを、魅力たっぷりのエッセイで描き出し、幻想の世界へと誘ってくれます。言葉の手品師・柳瀬尚紀氏による翻訳も鮮やか!
多くのクリエイターのアイデアの霊泉ともなっています。

世界中の叙事詩、幻想文学、幾多の古典のなかから、一角獣やセイレーン、ゴーレムたちが飛び出してきます。
西洋のものが多いのですが、そこに混じって我が日本からはやまたのおろちちゃんもお出ましに★ 喜ぶ私……。

2位森瀬繚『ファンタジー資料集成 幻獣&武装図鑑』

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ファンタジー資料集成 幻獣&武装事典
こちらは、ゲーム世代に贈るファンタジー図鑑。そう言うと、簡単な説明しか載っていないのじゃないかと思われるかもしれませんが、いえいえ侮るなかれ。

ボルヘスの『幻獣辞典』は味わい深い文学作品ですが、正直、クリーチャー(想像上の生き物、創造物)についての知識を得るなら、こちらをオススメします。

目を見張るほど細やかな解説で、原典の紹介はもちろん、姿かたち、性質の変遷、現代における扱われ方までを追えるのが、本書のすごいところです☆

金毛九尾の狐にそそられます♥

3位フローラ逍遙

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フローラ逍遙 (平凡社ライブラリー)
取り上げずにはいられません。文学少女必読です!!
知と美の怪物・澁澤龍彦が遺した植物にまつわる図鑑エッセイ集は、さすがの美意識の高さ、高貴で贅沢なつくり。

東西の花をめぐる25のエッセイに、古めかしくゆかしき植物画が添えられ、巻末にはとてもくわしい図版解説がついています。

水仙や薔薇、コスモスなど、今となっては身近な花々が多いかもしれません。がしかし、澁澤邸の庭ではそれらがなんと匂いたつことでしょう!

美に目を留めるとはどういうことか、考えさせられます。

4位博物誌 鳥

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博物誌 鳥 (ちくま学芸文庫)
“大人女子”用の図鑑と言えば外せないのが、フランス革命史でも知られる歴史家ジュール・ミシュレによる自然史です。

細やかで文学的な言い回しに満ちた解説文が、何ともゆかしく、うるわしいのです。読んだ女子たちは、野鳥の体つきや羽の色を一層美しく思い描くことでしょう。

5位

博物誌 虫

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博物誌 虫 (ちくま学芸文庫)
もう1冊、ミシュレさん。
ファーブル『昆虫記』に先駆けて書かれたもので、大きな影響を与えたであろう名図鑑。

身近な虫たちを注意深く観察したミシュレ氏は、虫の「人間的な営み」をあたたかい愛情をもって綴っています。
彼らは、やる気を出したり出さなかったり、働いたり働かなかったり、愛したりふられたりしながら、生活している……。

かつて文学少女と呼ばれた女たちに、「虫が好き」というタイプの人は少ないかもしれませんが……、ミシュレ作となれば興味を惹かれるのではないでしょうか。

6位ファーブルのきのこ

昆虫記だけがファーブルではありません! 博物学者、ジャン・アンリ・ファーブルさんには、見事なきのこ図鑑もあります。

『ジャン・アンリ・ファーブルのきのこ』

稀少本で、古本屋さんで探すことになりますが、
精巧で美しく、今にも踊り出しそうな水彩画のきのこ221点が、乙女心をくすぐります。

7位美しい人体図鑑 ミクロの目で見る細胞の世界

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美しい人体図鑑 ミクロの目で見る細胞の世界 (一般書)
細胞、血液、器官……、決して肉眼では見ることのできない人体の内部を徹底解剖した上で、「美しい!」と言い切ってくれる、何だか希望の持てるこの図鑑!

実際には自分の中を覗きこむことなんてできないこと、自分の体の中で起きている現象でも自分の意志で動かせるわけではないことなどを知ると、ちょっぴり謙虚になりますね。

8位

山田英春『不思議で美しい石の図鑑』

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不思議で美しい石の図鑑
パワーストーンにはまる女性たちにお贈りしたい図鑑!

美しい鉱石や化石の世界を、外側から見守るしかない非力な乙女たちにかわって、
380点もの鉱石を輪切りにして見せてくれます。

表面の模様にも美は宿りますが…、中こそ宇宙ですね☆

9位

不思議で美しい「空の色彩」図鑑

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不思議で美しい「空の色彩」図鑑
空の色と模様に彩られた美麗な図鑑。
もちろん見とれるだけではなく、気象の知識もしっかり得られます!

雲をつかめるようになる図鑑、と言ってもいいのでは。

空の表情というのは、何万回見上げても見飽きることがないものだな~
と思っているのですが、

気象予報士で何億回も空を読み解いてきた著者にとっても、そうなのでしょうね♪

10位

世界で一番美しい猫の図鑑

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世界で一番美しい猫の図鑑
可愛くもあり美しくもあり、気高く、深い精神性を持つ猫たちの種類を総まくりにしています。
猫写真にうっとりするのもよし、人類と猫類との共生の歴史をたどってみるもよし。
※掲載の内容は、某番付メディアにて公開したものです。その時の筆者の好みで順位や内容が変動する場合がありますので、ご了承ください。
初出日: 
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