近読んだ本は、『スローフードな日本!』『エクソシストとの対話』です。
……並べてみると、ものすごいギャップですね。片やロハスでナチュラル系、片やゴシックなオカルト系★ ですが驚くなかれ、この二冊は同じ著者の手によるもの。

ノンフィクションライターの島村菜津さん。イタリアの芸術文化、ライフスタイル全般にまつわる執筆活動をされていらっしゃるおかたと見られ、
『スローフードな日本!』の前には、『スローフードな人生!―イタリアの食卓から始まる』というご著書も出されています(タイトルの後ろを飾る「!」の、力強い肯定感が好きだな…。)。

御本を追うにつれ、ナンパとパスタだけではない、そう軽すぎないイタリアが見えてきました。そうかそうか、スローフードとエクソシストの国でもあったのだなと、認識アップデートを開始です!

 

タリアで誕生した「スローフード」という概念を、恥ずかしながら読書直前まで「ゆっくり食べたり飲んだり(ワインw)して、のんびり楽しく過ごす♪」という意味だとばかり思っていたのですけど…、そんなのんきな話ではないのでした。

✔ その地域だからこそ採れる作物、昔から伝わる製法、根ざした食習慣をとらえ直しながら、ともに食べること。

✔ それらの衰退を招く不自然な均一化、行きすぎた商業主義による効率化に対して、警鐘を鳴らすこと。

さらにもうちょっと進むと、
✔ 口に入れた食べ物を通じて、自分と自分をとりまく郷土や世界のことを感じ取る……

という、やや哲学めいた領域も、スローフード的思想だそうです。

そこで島村菜津さんは、日本の各地に散らばる生産者の方々を丁寧に訪ねて回って、多種多様な地域の食模様を紹介してくださっています。

イタリア同様、南北にびろんと長い日本列島では、太陽の恵みも地域によって違った表れかたをするもので、食文化のカラフルさには目を瞠りました。
と同時に、地物ほど小規模でやっていらっしゃるためにすでに危機的状況にあることも、ひしひしと感じ取れる一冊でした。

結局は本を通して得た知識なので、直接知ったような気になるのはhikaeorouでしょうけれども。
日ごろ自分たちが口にしているものは、どのような生産者のかたが、どれだけの手間と愛情をかけて作り、どんなご苦労の末に守りぬいてきた味なのか。という、「人間」に注目することで、食への意識は変わる。食べ物の向こうに人が見えたとき、感謝の念は強まります。

それを食べ散らかすなんて、悪魔も恐れる仕業だなと思えてきます……。

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見慣れない野菜たち…。

では、私が昨年の秋に見た伝統野菜もスローフードですね。
\(◎o◎)/!

その地方ならではの味を噛みしめて、大地を近くに感じながらモノを食べることは、生を豊かにしてくれるはず☆

身近なところで、自分なりに、関心を持ち続けていきます。

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