カテゴリー: こぼれ話

どうしても復讐したいですか?

本的に、私は復讐のお手伝いはしないのですよ。

いきなり何を……という出だしですが、以前わたくし、とあるネットサービスで、ユーザーさんのお悩み相談にのる形式で記事をまとめる作業を担当しており。その数か月間、大量のお悩みを目にし続けていました。

すると、何度か「自分を苦しませる相手を一泡吹かせたいので、何か方法はありますか?」的な質問が来てしまう時がありました。私に、直接的な回答を返すことはできませんでした。満足してもらえなかったのはわかっていますが、そういうお手伝いはしたくなかった。

それは、決して自分がいい人間だからではありません。「相手にしない」という冷たい選択をいたく気に入っているからです。ひんやり感がとっても気持ちいいので、今は、誰かにそれをすすめたくてしょうがないです。

かに世の中には、「人の不幸は蜜の味」と本気で考えるような、意地悪な人々も間違いなくいます。心を傷つけられたら、憤るのは当然の反応です。でも、怒るとあっちは多分面白がると思うんです。反応があるとやりがいがあるから……。

私が思う仕返しは、そういう彼らにやり返すことではなくて、「あいつが不幸だと嬉しい」と思っている彼らに、ちょっとばかり物足りない、つまらない思いをしてもらうというものです。

1秒でも長く、1分でも多く、自分のために楽しい時間をつくる。「こちらは意外とすこやかに暮らしている」というのを見てもらえばいい。

というより、やっぱり「相手にしない」ことですね。
讐する、あちらをぎゃふんと言わせる方法を練っていると、その間中ずっと嫌な相手のことを意識していなければなりません。それだと、まるで自分に振り向いてほしいと言っているのに近いのです。そう、復讐したいと言っている人は、相手のことを好きみたいです。

嫌いだ、憎たらしい、という形でさえ、意識の端にのせるのはもったいないです。

私にも、本音では「ひどい目にあわされた」と思う経験の一度や二度や三度はありますが、もし相手と話さなければならない機会が訪れたら、「あなた、誰でしたっけ。すみません、印象に薄くて」って言うのが、復讐と言えば復讐になりそうです。

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