陸上自衛隊秋田駐屯地創立65周年記念行事の話、最終章です。
基地に来たからにはこれを見ずして帰れないし、見たら載せずにはいられない、訓練展示。
65周年記念にふさわしい綿密な作戦が決行され、例年以上のスケールでくりひろげられし模擬戦闘に、息を飲みました。
ヘリコプター部隊が先行。これが昨年までと違うところでした。
低空飛行で起きる風に、周りの木々がゆさゆさ、ざわざわ…。緊張感が走る！
丸っこい偵察ヘリは、敵が近いことを確認すると飛び去っていきました。
こっちのビッグなヘリからは、瞬く間にロープを伝って隊員さんたちが急降下。
シュタッ！ ただちに体制を整え、小銃をしっかり構えっ。
このヘリコプターも、見守る市民たちにお腹を見せながら飛び去っていきました。
小銃部隊による、自衛隊名物とも言える匍匐前進。
漢字で書くと、匍匐（ほふく）が葡萄（ぶどう）そっくりだということを思い出す瞬間です。
先程の観閲行進に連なっていたパワフルな自衛隊車両たちも、どんどんお出ましに。
かなり凶悪な敵と見えて、ついに戦車が砲撃し、白煙が舞いました。
この行事で最大の山場、迫力十分の訓練展示でした-🎶
その数分後…。第９音楽隊の野外演奏会の途中から、上記の訓練展示を行った広場にヘリコプター4機がぞくぞくと舞い戻り、給油や整備を行っていました。
そこで私も広場に戻り、しばらく待ってみると、陸自ヘリコプターが回転翼をブンブン慣らし始めました。
ヘリが離陸！ この一瞬に立ち会うのが好きです…♥
残った航空自衛隊秋田救難隊のヘリコプターは、注目の的！
これ1機だけでしたから、それまで立入制限していたロープが外されるや否や、「わっ！」「どどどっ！」と市民たちが駆け寄ってきて取り巻くという、またしてもおいしい役回りでした。
しかもクールなたたずまい。いかにも高性能というオーラが出ている…。
用意されてきたパネルも視認性抜群で、優秀さが表れていました。さすが救難隊！
陸上自衛隊の行事はこれにて閉幕ですが、
10/1（日）は、彼らの拠点・航空自衛隊秋田分屯基地の航空祭が待っています。
行けるといいなぁ。
木谷梨子の空間 